波のサイズ感を把握する
相場は波だというのは多くの人が理解できることではあると思いますが、その波というのは常に一定ではありません。
この波のサイズが変わるから反発しそうなところで反発しなかったり、思いのほか伸びていったりといった現象が起こります。
そして矛盾するような言い方になりますが、この波のサイズというのは継続しやすい性質があります。
ですから、小さな波が連続しているときは、小さな波が引き続き起こりやすい。
逆に大きな波が起これば、その後も大きな波は起こりやすい。
今自分がどういった波を見ていて、そして今後どういった波を見ていくつもりなのか?というのを把握するのはトレードするうえではとても大事な作業になります。
一番最初の画像はドル円の1時間足に日足を重ねています。
パッと見ても強烈な上昇トレンドがはっきり見てとれます。
ただし、最後の日足が陰線になりつつある。一旦上昇の勢いが止められれば反転も当然可能性としては出てきますので戦略として高値圏からのショートというのは狙いに入ってきます。
15分足に4時間足を重ねています。
確かにしっかり押しが入ってきています。
ただし上昇トレンドを見ていけばまだ押し安値は割っていません。
売りは見えてきましたが、買い目線もまだまだ捨てきれない状況です。
さらに短期足。
5分足に1時間足を重ねています。
するとWボトム、さらにはネックも抜けてきている状況です。
確かに日足レベルだと上値は重くなり、ずっと買いも続いていた状況でしたから売りを見たい場面ではありますが、短期足を見ても積極的に売っていけますか?
まずは直近高値までの上昇を見ていくのがこの場合はセオリーだと思います。
どの波を捉えようとしているのか。
どの波を参考にしているのか。
ここが混ざってしまうと一貫性のあるトレードは難しいです。
大きな動きが出た時はより強くこの意識を持つのが大事だと思います。
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